名付けにめっちゃ悩んだ。
※独断と偏見に充ち満ちています
親からの初めてのプレゼント・・・といわれる「名前」。
結論から言うと、妻との話し合いで、円満に?娘の名前を決めたが、
そこに至るまでは非常に悩んだ。
名付けには異常なこだわりがあり、
小学校のころから子どもの名前を考えていたおれ(マジで)。
まず前提として、漢字1文字にしようとは決まっていた。
名字が3文字だからだ。バランスよし。おれもそうだし。
色々と研究して、たどり着いた法則の結論が以下の通り。
①簡単に読める
②漢字の説明がしやすい
③その漢字と読みから、
「込められた意味」が推察しやすい
④男女どちらかすぐわかる
⑤英語で呼びやすい
⑥頭文字(みき、の「み」)や
イニシャル(みき、の「M」)が、
他の家族とかぶらない
というものである。名付けた娘の名前はこれに合致している。たぶん。
大前提として名前とは「他人に認識されるアイコン」であり、
「他人から理解しやすい、覚えやすい」のが一番だと考える。
そういった「目的」がしっかりしないと、ぶれる。
①簡単に読める(読み方なんやねん問題)
これはもうそのまんま。
キラキラネームで個性を出すことを否定しないし、
ゆーても昔っから名前の当て字なんてたくさんある。
源頼朝とか。なんだよ「とも」って。朝やんけ。
さらにいうと、「複数の読みかたができるもの」はなるべく避ける。
例えば「樹」。字も、漢字に込められた思いも理解しやすいが、
「いつき」「たつき」問題がついてまわる。
(ちなみに④の「男女どっちやねん問題」にも抵触する)
「光」の「ひかる」「ひかり」問題、香の「かおり」「かおる」問題、など・・・
やはり漢字を見たときに「あー@@ちゃんね」というのが理想だし、
覚えてもらいやすい。
②漢字の説明がしやすい(漢字どう書くねん問題)
名前というのは「自分が書くもの」であると同時に「書いてもらうもの」。
漢字がパッと出てこないのは致命的だ。
その人の名前を見たときに、その人の顔が思い浮かぶか。
理解不能の漢字だとそのプロセスがなくなり、「他人からの認識」が薄くなる。
例えば「馨(かおる・かおり)」。意味も音もよさげだが、漢字、出てこない。
なんて説明すればいいんだ?与謝野馨の馨?伊調馨の馨?知らんて。
「碧(みどり)」。緑?じゃあ翠?えーあとなんかあったっけ?
王に白に石?へー。
わざわざ調べるという、そのひと手間がアイヘイチュー。
うそ、そこまでいかんけど、
ちょっとめんどくさい=その人に対するマイナスイメージ、となりかねん。
「はじめの字は横一本線の『一』だよ!」と言われたら、
嬉しくって何度も書きたくなる。何度も呼びたくなる。何か好きになる。そんなもん。
③その漢字と読みから、
「込められた意味」が推察しやすい
まあこれはそこまで重視しなくても・・・って感じですが、
やはり名前には「思い」が込められてほしいなと。
「名は体を表す」というように、「思い」に沿った人間になるのではないかなと。
例えば「竜」→竜のように強くたくましく!
「桜」→桜のように美しく、人に愛される!
いいねぇ。
具体例はあげないけど、どうも当て字っぽいのとか、
ひらがなやカタカナもどうかと。子どもじゃないんだから(最初は子どもか)。
④男女どちらかすぐわかる
(ちゃんくんどっちやねん問題)
名前が書いてある資料には男女がない場合が多いのよ。
そんで、名前を見て男女を想像できないと、その後が非常にやりづらい。
一度固定されたイメージを払拭するのには、なかなかの手間がかかりますゆえ。
「中性的」であることは、このジェンダーレス社会で良いことかもしれないし、
実際性転換したときに助かるかもしれないけど、
やはり社会通念上は「男女」が分かれているわけですからね。そこは受け入れよう。
「優(ゆう)」「光(ひかる))「薫(かおる)」など・・・。
すてきな名前だけど、ちょっと悩んじゃう。
⑤英語で呼びやすい(ワッチュアネーム問題)
世界に出たときに困らないでほしい、という意識高い考え。
例えば「アイ」。アイアムアイ。なんのこっちゃ。哲学か?
「ユウ」。アイアムユウ。なんのこっちゃ。一心同体か?
カカはイタリア語で「うんち」だぜ!
・・・という問題まではさすがに調べきれないけど、せめて英語くらいはね。
発音はしょうがないかな。「あおい(AOI)」は読みにくいとか。
それはもう、私で読み方覚えてくれとしか。
⑥頭文字(みき、の「み」)や
イニシャル(みき、の「M」)が、
他の家族とかぶらない(愛称かぶる問題)
娘みき、妻みなみ、夫みつる、という家族だった場合。
娘は両親から「みーちゃん」、
妻はその両親から「みっちゃん」、
夫はその両親から「みーくん」。
絶対呼び間違えるし、聞き間違える。
やはりそれぞれの愛称=アイデンティティがあるべき。
それからイニシャルも(まあそんなに重要じゃないが)。
けっこう外国だと、
M.TAKAHASHIみたいな表記のされかたをすることが多い。
いちおうかぶらないように、ってのはいるんかなと。
(繰り返すがそこまで重要じゃない)
とまあ、名前についてはこのようなルールを決めて、
妻と話し合い、ベストなものを選んだつもり。
いまのところ周りにも好評です。ここでは書かないけど。
自分も「いまの名前でよかった」と思うところがとてもあり、
両親に感謝。上記のルールにもほぼ当てはまるし。
名前、大事にしようや。